チーム紹介


         三重FCカンパニュラ

 

今日は、「総合心療センターひなが」デイケア「青い鳥」のメンバーで構成されている、精神障害者フットサルチームを取材しました。

 

Q、チーム名は何ですか?

A、三重FCカンパニュラです。

 

Q、チーム名の由来は何ですか?

A,カンパニュラは、つりがね草のことです。つりがね草は、みんなが主役みたいな可愛らしい花なので、そういう名前にしました。

 

Q、フットサルを始めたきっかけは何ですか?

A、デイケアを卒業しても、みんなが集まれるような場所(競技)が欲しいと思ったからです。

 

Q、発足したのはいつですか?

A2014(平成26)年6月ごろです。

 

Q、いつ、どこで、何時間練習をしていますか?

A、毎月第1・第2・第4土曜日に、デイケア体育館で10時~11時くらいまで練習をしています。

  また、毎週土曜日13時~15時まで三重県四日市市中央緑地公園で練習しています。

  中央緑地公園は、デイケア利用の有無に関係なく、したい人だけで集まっています。

 

Q、現在メンバーは何名ですか?

A、大体8名です(男性6名・女性2名)

 

Q、練習をする上で困っている点は何ですか?

A、正式なゴールポストが無いことです。設備が不十分ですので。

  あと、真夏や真冬は暑かったり寒かったりします。屋外なので。

 

Q、今後の目標は何ですか?

A、名古屋で開催される、全国大会に出場することを目指して練習しています。

 

Q、メンバーになるのに資格はありますか?

A、ひながのデイケアに通所していることです(デイケア体育館を使用する場合です)。

 

Q、最後にPRをどうぞ。

A、・愛知県岡崎市の予選大会で勝ちたいです(予選で勝ちますと、全国大会へ行けます)。

 ・みんなに付いて行けるように、体力を付けたいです。

 ・フットサルは、病気の回復に効果がありますので、レベルアップを図りたいです。

 ・もっと上手くなりたいです。

 ・いづれスポーツを通しての自助グループになっていきたいので、集まりには積極的に参加していきたいです。

 ・運動を目的にみんなとつながって、全国大会に行けたらいいなと思います。

 ・就労してバラバラになっても、フットサルを通して連絡を取り合って、一緒に戦ってフットサルが出来たらいいと思います。

 ・一遍には無理でも、徐々にゴールを守れる技術を身に付けていきたいと思います。

 

みんな楽しそうに話してくれました。

愛知県岡崎市の東海地区予選会と名古屋での全国大会日程は、下記の通りです。

 

<東海地区予選会>

開催名:第1回ソーシャルフットボール全国大会 東海地区予選会

日時:2015710日(金)

    開会式:10時00

    試合開始:1030

    試合終了:14時30分

    閉会式:14時45分     

会場:岡崎中央公園体育館

  (愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地)

 

<全国大会>

開催名:第1回ソーシャルフットボール全国大会in名古屋

日時:2015103日(土)900分~1600

会場:テバオーシャンアリーナ

  (名古屋市港区金城ふ頭2丁目7番)

 

主催:NPO法人日本ソーシャルフットボール協会(JSFA

 

 

インタビュー・文=有竹利恭

 


ボッチャサークル 「コロコロ四日市」

 

今日は、三重県四日市市で活動している、ボッチャサークル「コロコロ四日市」を取材しました。

まずは、代表へのインタビューです。

 

Q、チーム名は何ですか?

A、ボッチャサークル 「コロコロ四日市」 です。

 

Q、チーム名の由来は何ですか?

A、コロコロと転がっていくボールのイメージから付けました。

  四日市の名前は入れたかったです。

 

Q、発足したのはいつですか?

A20141018日です。

 

Q、チームを作った目的は何ですか?

A、ボッチャを普及させたいからです。ボッチャは、寝たきりの人でも、どこか1つでも身体の動くところがあれば、出来るスポーツであることを知って、10年前に始めました。

 

Q、いつ、どこで、練習をしていますか?

A、月1回 日曜日 13時~16時まで、四日市市障害者体育センターで練習をしています。

  6月~8月は、空調設備の関係で、なやプラザで練習します。脳性まひの人の中には、体温調整が利かない人が多いですから、配慮しています。

 

Q、メンバーは何名見えますか?

A12名です。男性4名、女性8名です。

 

Q、メンバーになれる資格は何ですか?

A、特にありません。どなたでもOKです。

 

Q、練習をするうえで困っている点は何ですか?

A、ボールがないということと、ランプが高いと言うことです(ランプとは、障がいにより自力でボールを投げられない方が使う勾配具です)。ボールもランプも高価で買えません(ボールもランプも6万円~8万円します)。マイボールを持とうにも個人でも高くて買えません。

 

  あと、移動する足が無いということです。ボッチャをしている方の多くは、家族が送迎しています。家族が送迎出来ないと、練習に参加出来ません。介護タクシーは、高価で使えません。

  安価な介護タクシー会社の会員が少ないことが困っている点です。

  今後は、安価な介護タクシー会社の会員を増やしたいです。

 

 

Q、今後の目標は何ですか?

A、今年の目標は、四日市市内の小学校へ行って、子供たちと一緒にボッチャをすることです。

  子供たちの中には、障害がある人とは関わらないようにする雰囲気を持っている子もいます。そうではなく、この社会には、重い障害がある人も一緒に生活をしていますから、子供たちが、障害があっても自然に触れられるようにすること、また、障害があってもやれば出来ることを子供たちに見せて、伝えたいです。そうすることによって、子供たちの意識が変わることを願いたいです。

 

Q、最後に、これからメンバーになりたいと思っている人へのメッセージをどうぞ。

A、健康な人も障がいがある人も、気軽に見に来てもらって、体験してもらって、会員になって下さい。

 

 

有難うございました。

 

ボッチャサークル「コロコロ四日市」6月~8月のみ、三重県四日市市 なやプラザで練習します。

練習日程は、下記の通りです。

 

2015(平成27)年621日(日)  1300分~

2015(平成27)年720日(月・祝)1300分~

2015(平成27)年89日(日)   1300分~

 

場所:なやプラザ 2階 音楽室(大)

  (三重県四日市市蔵町417

   TEL0593571370

 

 

この日は、準備体操、投球練習のあと、「あいちボッチャ協会」の方々にお越し頂き、投球指導を

して頂いたり、練習試合を行いました。

私も投球の練習をさせて頂きました。新聞紙をジャックボールと言われる白い球に見立てて、広

げた紙面を目がけて、この上に赤い球が全て乗るように、6球投げました。

初めは1球~2球乗ればいい方でしたが、3回投げるころには、少し慣れてきて4球程乗るよう

になりました。

「あいちボッチャ協会」の模範試合は、さすがプロです。投げた球の殆どが、ジャックボールの

周りにピタリと止まりました。

「コロコロ四日市」のメンバーたちも「あいちボッチャ協会」の選手と練習試合を行いました。

 

 今日、練習に参加された方々の中から、もしかしたら2020年東京パラリンピックに出場する選

手が誕生するかも知れませんね。

 ボッチャは、三重県にはまだそれ程知られていませんので、三重県でも普及させたいと思います。

 また、今後も拡散が充分望める、将来性のある競技であると感じました。

 

写真、投球練習

 

 

文・写真=有竹利恭



大和鉄脚走行会

 

 

 

 今日は三重県内で活動している、下肢切断者のスポーツクラブ「大和鉄脚走行会」を取材して来ました。大和鉄脚走行会の概要を整形外科医・加藤弘明氏に聞いてみました。

 

 

写真1、入念なウォーミングアップ

 

 

Q1、スポーツクラブが出来たきっかけは何ですか?

 

  1. 義足ユーザーの走りたいという思いから、スポーツ義足・義肢装具士の講演会を聞きに三重県まで行って、20124月に結成しました。

 

 

Q2、何処で練習していますか?

 

  1. 桑名総合運動公園か東員陸上競技場、空いている方でやります。個人利用で使っています。

 

 

 

Q3、現在メンバーは何名くらい見えますか?

 

  1. 義足ユーザーが毎回78人、理学療法士・義肢装具士・医師などボランティアが1015人くらいです。

 

 

 

Q4、大和鉄脚走行会の名前の由来は何ですか?

 

  1. 大和というのは、私たちが勤めている日下病院の法人名が医療法人大和会だからです。鉄脚は義足のことです。鉄の足で走ろうというので、鉄脚走行会と言います。今はカーボンですが、昭和の初めのころは、義足のことを鉄脚と表現していたらしいです。

 

 

 

Q5、練習をするようになってから変わった点は何ですか?

 

A、「今まで走ったことがありませんでしたが、走れるようになり運動する習慣がつきました」

 

 「人に義足を見せられるようになりました」

 

 「仲間が出来ました」

 

 「新しいことに挑戦出来るようになりました」  等です。

 

 

Q6、今後の目標は何ですか?

 

  1. 今後も続けていくことです。そして、これからも義足だからスポーツや仕事が出来ないのではないか?とか、そうではなく、先輩の走り回る姿や社会復帰して人の役に立つことをしている姿を見て、自分も義足だけど出来るし分かってもらえる。そして、相談相手や仲間になれる。一緒にやりたいことは工夫して、一緒に練習出来るようなグループとしてずっとやって行きたいと思っています。

 

 

 

今日はお忙しいところ有難うございました。

 

写真2、練習風景

写真3、スター級の練習風景

 

大和鉄脚走行会は、義足の有無関係なく、誰でも気軽に参加出来ます。

 

練習も休憩を挟みながらゆっくりしていますので、是非皆様も参加してみて下さい。

 

アットホームな感じのスポーツクラブです。

 

 

 

インタビュー=有竹利恭、伊藤順子

 

記事・写真=有竹利恭

 


 

今日は三重県鈴鹿市にある、電動車椅子サッカーチームMAXを紹介します。

パス練習

シュート練習

―電動車椅子サッカーの歴史―

 電動車椅子サッカーは、1978年にフランスで、1980年にアメリカ及びカナダで「パワーサッカー」として誕生したスポーツです。日本には1982年にアレンジして大阪に入ってきました。その後、日本各地に電動車椅子サッカーチームが誕生していき、1995年に国内初の全国大会が開催されて、同年電動車椅子サッカー連絡会(現:日本電動車椅子サッカー連盟)が発足しました。現在登録されているチームは、35チーム(2011年度現在)あります。

 

―インタビュー―

 ここで、代表者にいくつか質問してみました。

Q1、会員数はどれくらい見えますか?

A4名(男3名、女1名)です。来年から5名になります。

 

Q2、会員の資格は何ですか?

A、電動車椅子のユーザーで、競技に興味をもたれている方です。

 

Q3、練習場所はどこですか?

A、三重県身体障害者総合福祉センター体育館です。

 

Q4、練習日時はいつですか?

A13時~17時です。土・日曜日のどちらかで、月4回です。体育館が使えない場合は練習はお休みです。

Q5、結成したのはいつですか?

A199591日です。

 

Q6MAXの名前の由来は何ですか?

A、最高に強くなりたい、という思いからです。

 

Q7、目標は何ですか?

A、少しでも電動車椅子のユーザーの方にスポーツが出来る機会を提供することと、障害のある方のコミュニティ(集まる場所)になったらいいと思います。

 

Q8、競技を始めたきっかけは何ですか?

A、私は以前はこの三重県身体障害者総合福祉センターの「生活援助棟」に入所していましたので、職員には顔が知られています。ですから話しやすいです。電動車椅子の操作技術が向上すると、いろんなところへ出掛けて行けるので、「電動車椅子を使用して何か出来ないか?」と福祉センターの職員に相談したところ、「電動車椅子サッカーがある」という話しを聞いてチームを結成しました。日本初の大会があるから、それに合わせて作った訳ではありません。1996年の大会では優勝しています。結成したときには既に電動車椅子サッカー連絡会(現:日本電動車椅子サッカー連盟)も出来ていました。

 

Q9、電動車椅子サッカーの魅力は何ですか?

A、重度の方でもチャレンジ出来ますし、スポーツが楽しめる機会があります。また、競技自体スピード感があります。

 

Q10、最後にPRがあればどうぞ。

A、メンバーもスタッフも十分ではありません。障害の有無に拘わらず、興味をもってどんどん関わって頂けたら嬉しいです。

 

問い合わせ先:Eメールken-ogura.com@k6.dion.ne.jp

      携帯:09012832334(小倉)

 

有難うございました。観ていて本当に面白く楽しい競技でした。もっともっと周知されて行って欲しいと感じました。是非電動車椅子サッカーという競技があることを知って下さい。

 

 文・写真=有竹利恭