今回はブラインドテニスを取り上げます。
ブラインドテニス
・ブラインドテニスの歴史
ブラインドテニスは、武井実良氏(1968~2011)が考案したスポーツです。
1984年、埼玉県立盲学校の高校生だった全盲の武井氏は、テニスをやりたいという夢を持ち、音が出るボールの研究を始めました。体育の先生の助言もあり、様々な素材の実験を繰り返しました。
その頃、ショートテニスのボールが日本に紹介され、スポンジのボールに鈴を入れて視覚障害者にテニスを教えている人と出会い、スポンジで出来たボールがあることを初めて知ります。
デパートまでボールを買いに行った武井氏は、ボールを半分に切って中をくり抜き、サウンドテーブルテニスのボールを入れてみました。
所沢にある国立身体障害者リハビリテーションセンターにおいて、本格的な実践が始まり、武井氏のボールが採用されました。
そして、1990年10月21日、第1回視覚ハンディキャップテニス大会が開催されました。
20年後ボールが改良されました。
ブラインドテニスは当初は視覚ハンディキャップテニスと呼んでいました。音の出るスポンジボールを用います。視覚障害者が行う他の多くの球技とは異なり、宙を飛んでくるボールを弱視者は2バウンド、全盲者は3バウンドで打ち合う競技です。
・コート
コートは、縦13.40m、横6.1mとし、ネットにより二分される。
・ボール
1、ボールは音源の入った日本ブラインドテニス連盟公認球を使用する。
2、ボールの色は黄と黒の2種類を使用する。
・ラケット
1、ラケットは、ショートテニス用またはジュニア用硬式ラケットとし、全長22インチ(約56センチ)以下とする。ただし、長さを改造したラケットは認めない。
2、ラケットのフェイス面積については規定しない。
・勝敗
6ゲーム先取3セットマッチとし、2セットを先取したプレーヤーを勝者とする。ただし、ゲームやセット数を変更するときには、その旨を大会開催要綱に明記する。
日本ブラインドテニス連盟のホームページ
より要約抜粋
日本ブラインドテニス連盟のホームページアドレスは、下記の通りです。是非ご覧下さい。